訪問マッサージと訪問リハビリの違いとは?
施術者
a.訪問マッサージ |
b.訪問リハビリ |
あん摩マッサージ指圧師が行います。 |
理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、看護師などが行います。 |
施術内容
a.訪問マッサージ |
b.訪問リハビリ |
あん摩、マッサージ、指圧の各手技(なでる・押す・揉む・叩くあらゆる行為)を用いて、人体の変調を改善する東洋医学に基づく療法です。 |
主に病院やリハビリテーション施設、介護保健施設、介護老人福祉施設などで、病気や事故などで障害を負った方に対して、基本的な動作能力を最大限に回復し、発揮できるための医学的リハビリテーションを行います。 |
目的・対象者
a.訪問マッサージ |
b.訪問リハビリ |
筋肉の麻痺や関節の拘縮などの症状があり、歩行が困難な人や寝たきりの人、主治医により医療マッサージの必要性が認められた人が対象となります。 |
理学療法士や作業療法士が利用者の自宅を訪問し、体の機能を維持、または回復させる目的で、日常生活の自立を助ける為にリハビリテーションを行います。 |
適用保険
a.訪問マッサージ |
b.訪問リハビリ |
医療保険を利用し、特に利用制限額、期間および回数制限はありません。 |
介護保険を利用し、利用制限額があります。限度額を超えると自費負担となります。 限度額の中で訪問介護、デイサービス、ショートステイ、訪問看護、福祉器具のレンタルなども利用します。 |
訪問マッサージの効果は?
高齢で関節に痛みのある方や病気等で体力低下が著しい方に対して、マッサージは身体に負荷をかけることが少なく、疼痛の発生を極力おさえながら手足・体幹の関節運動を行うことができます。
また、マッサージの心地よい刺激は精神を安定させ、症状の緩和に向けてやる気を起こすことができます。
☆リハビリの相乗効果
関節拘縮があり訪問リハビリでの日常動作訓練時に痛みを伴うため、訪問マッサージを併用し筋肉の緊張を緩和しリハビリしやすくするため。
☆痛みの緩和ケア
肩が痛いため腕が上がらず服が着替えにくい、腰が痛いため起き上がりにくい。
☆褥瘡対策
廃用性症候群で寝たきりのため訪問マッサージで血液循環の改善、筋肉の萎縮を防止する。
☆外出するきっかけづくり
定期的に訪問マッサージを受けて外部の人と接触を受けることで、デイサービスなど行くきっかけづくりとする。
☆精神的ケア
自宅で家族以外の人とは、ほとんど話す機会がない患者様がマッサージ中はよくお話され、気持ちがよいから楽しみ!と明るくなられました。
担当者会議で家族の方から話を掛けてほしいも要望有り。特養入居の患者様家族から精神的にマッサージでリラックスして欲しいと言われます。